GRAY-POOL -Break water and reach to A-     評価: 8 
 
▼ タイトル GRAY-POOL -Break water and reach to A-
▼ 作者
▼ ジャンル SFホラーサスペンス
▼ 制作ツール 吉里吉里2/KAG3
▼ キーワード 仮想現実、意義
▼ 推定プレイ時間 4時間
▼ ゲーム容量 約37M(圧縮時)


<あらすじ>
新型ヴァーチャルリアリティ体験マシンに乗った4人の少年少女。目を開けてみれば、広がっていたのは無機質な白い廊下。そして節目がちに佇む一人の少女。
  「ねぇ、おトモダチになッてヨ」

 その一言を合図に、永劫の劇の幕は上がった。
 少年少女は狂ったプログラムに抗いながら、活路を捜し求める。

 その胸に”闇”を抱えながら……。

<システム>
 ゲーム開始時に4人の登場人物から一人を選択します。
 そして、それぞれの視点で語られる物語。
 途中に出現する選択肢によってストーリーが変化します。  選択肢によっては、バッドエンドに直行するので注意が必要です。
 選んだ選択肢によってエンディングも変わるマルチエンディング形式。
 クリアした条件により、おまけシナリオやサウンドテストが楽しめます。
 

<感想>
本作品は人によるところが大きいです。 内容は暗いし、グロテクスな表現もあるからです。 注意が必要です。
結局のところホラーなのでそれなりの準備が必要? 気色悪い効果音がたまりませんでした。 ちゃんと音を聞きましょう。私の場合は音無しでプレイすることが多いのですが 、これは聞いた方が楽しめるでしょう。
物語についてですが、4人全ての視点からを見ないと分からないところがあるので、4回以上はプレイ必須です。 また、4人それぞれの背景が異なるので、4種類の別の物語が展開されていきます。ボリューム的に大きいです。 内容はVR世界での出来事であり、それにより自分自身を見直す機会を得るといった感じ。 最後の展開は最初の印象からかけ離れており、びっくりです。
全体的な印象をして、面白いというより難しい内容で、個人的に好きな部類です。 いろいろ考え直さないと、どうなっているのか掴めませんが、 なかなかインパクトのある作品といえるでしょう。また、何回かプレイすることで、新しい発見があるので楽しいです。 てわけで、興味がある方はプレイしてみてはいかがでしょう。

最後に一言:「仮想とはよくいったものです」



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