ベルゼブル | 評価: 8 |
▼ タイトル | ベルゼブル |
▼ 作者ホームページ | |
▼ Vectorダウンロード先 | ベルゼブル(Vector) |
▼ ジャンル | ミステリ+サスペンス |
▼ キーワード | 戦争,クリスタル,密室 |
▼ 制作ツール | Yuuki! Novel |
▼ 推定プレイ時間 | 8時間 |
▼ ダウンロードサイズ | 約18MB |
<はじめに>
ベルゼブル:
ベルゼバブともベルゼブル(Beelzebul)とも呼ばれる。ルーツはカナンの異教の神で、本来の名はBaal Zebbub(館の主)であった。
だがこの名がソロモン王を意味すると受け取られる可能性があったため、ヘブライ語で蔑称として「蠅の王」を意味するこの名前に置き換えられた。
しかし、古代宗教の多くでは蠅は魂を運ぶと信じられていて、「蠅の王」とは魂の支配者をも意味した。
蔑称であった「蠅の王」の名は、後に彼の姿そのものを表すようになり、中世では巨大な蠅の姿で描かれるようになった。
<あらすじ>
主人公・ノーマは、全員が「能力者」という調査組織「ケアトーカーズ」の新人。
そんな彼らは、領主の屋敷で開催される晩餐会に招かれることに。
しかし、領主には不吉な噂があった。
願いをかなえるという伝説クリスタルに関する噂と、それを取り巻く各人の思惑。
そして引き起こされる惨劇。
ケアト―カーズはこれらを無事に解決することができるのか。
<システム>
選択肢は若干あるものの、ストーリーは基本的に一本道。
最後には、犯人当てあります。
人物絵あり。
<感想>
久しぶりの長編です。フリーとは思えないボリューム。脱帽です。
内容は、ミステリ、サスペンス、ファンタジー、コメディといろいろな要素を含んでいるため、なんともいえないのですが、
各登場人物の思惑の絡みがメインな気がしました。
ギャグもありますが、私は笑うに笑えなかったのでした。ちゃんちゃん。
あと、気付いた事を少し書き出してみました。
良かったこと:
「能力者」が絡んでいるので妙な気がするものの、トリックまで考えられているミステリ物なところ。
フリーでは珍しいので、うれしいかな。
悪かったこと:序盤では、物語の状況がよく分からない。視点となる人物がコロコロ変わるのでついていけなかった。
ただし、一度クリアした後なら、よく分かったりする。
あと、後半の展開の早さにちょっとびっくり。
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序盤であまりインパクトが無いので「やめちゃお」なんて思ってしまうところがありましたが、
後半になると、楽しめました。
全体的に、いくつか不満な点はあるものの、
十分楽しめる作品といえのではないかな。
最後に一言:「主人公なのに大変だな。がんばれノーマ!」